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2016年都道府県地価調査

地点別の動向をみると、全国住宅地について上昇率第1位は、北海道・倶知安で27.3%
の上昇をみせた。ニセコ観光圏にある別荘地域での外国人別荘需要の高まりを映し出し
た。

続いて、2位は、石川県金沢市のJR金沢駅付近の地点で15.6%。駅徒歩圏にある利便性
の良い住宅地で、中心部回帰の傾向もあり、高い上昇がみられた。3位は福島県いわき
市の12.3%で避難住民の移転需要によるもの。4位は、福岡県の西鉄天神大牟田線・高
森駅近隣地点で12.0%。市街地に近く、利便性が高く、住環境も良いため、マンション
需要が高まった。5位は宮城県仙台市の若林地区で11.7%。昨年12月に開業した地下鉄
東西線の新駅・連坊駅に近く、宅地需要が高まった。6位は、東京・千代田区の六番町と三番町で、ともに11.3%の上昇。都心マンションの素地価格は、需要が底堅く、優良
住宅地としての需要の高まりを反映した。

一方、商業地の上昇率1位、2位、5位は、名古屋駅近隣の地点でそれぞれ32.3%、32.%、28.0%の上昇となった。名古屋駅東口側の大規模再開発ビルの開業でオフィス、店
舗需要が旺盛なため。その影響が西口側へも波及、ホテル需要も顕在化した。
続く3位は、大阪市の心斎橋で28.9%の上昇。インバウンド消費が旺盛で店舗需要が高
まり、賃料も上昇傾向にある。4位も、大阪市中心部の難波近辺で28.1%の上昇。イン
バウンド増加によるホテル・マンション需要が高まっている。
6位と10位は、東京・銀座で、銀座6丁目のみゆき通りにある地点が27.1%の上昇。銀座
2丁目の中央通り沿いの地点が25.0%の上昇。銀座地区はインバウンド増加に伴う消費
動向が旺盛で、店舗賃料が上昇。再開発事業の進捗もみられ、地価が上昇した。
そのほか、福岡市・博多区の博多駅周辺地点で22.6%の上昇。オフィスやホテル、大規
模商業施設が集積し、今後も大規模再開発ビルの整備が予定されている。さらに、事業
中の地下鉄七隈線延伸で繁華性・拠点性の向上も期待される。

観光・リゾート需要では、ニセコのほか、京都市伏見区の伏見稲荷大社付近の地点で26
.2%の上昇がみられた。国内外からの観光客が増加する中、外国人観光客に人気の伏見
稲荷大社に近接し、店舗の出店意欲が強い。

情報提供:日本不動産経済通信

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