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榎木孝明の不食で注目の「断食」、ダイエットへの効果はナシ?

俳優の榎木孝明さんが1カ月間、飲み物以外は摂取しない「不食」を行い、世間の注目を集めました。

テレビやネットの報道によると、榎木さんは病院に泊まりこみ、専門家の指導を仰ぎながら不食生活を送ったそうです。

榎木さん自身「食べないことを推奨するものではない」と強調していますが、そもそも1カ月もの間、何も食べずに病院に泊まり続けること自体、仕事や家庭生活を送る一般の人にはまず不可能です。ただ、従来から「断食」「ファスティング」などが注目を集める中、今回のトピックを機に、改めて断食に興味を持った方は多いのではないでしょうか。そこで、断食の効果などについて調べてみました。

「断食」の効果って?

ビジネスパーソンに贈る 眠りの超スキル

朝食抜きが、朝の“時差ボケ”を招く

まずご紹介したいのがこの記事。「断食」は一部の人が行う特別なことではなく、実は誰もが日常的に行っていることだって、みなさんご存知でしたか?

「夕食から朝食までの間は基本的にものを食べないので、朝食は1日の中で最も長い絶食の後にとる食事になります。英語で朝食を表すブレックファスト(breakfast)も、断食(fast)を破る(break)という意味。まさしく絶食明けの食事です」と話すのは、早稲田大学先進理工学部生理・薬理学研究室の柴田重信教授。柴田教授によると、朝食によってインスリンが増え、それによって体内時計が新たな1日を刻み始めるため、朝食抜きは、午前中ボーッとする、眠気が取れないなどの“時差ボケ”、ひいては不眠などにつながるのだそうです。なるほど、寝ている間の“断食タイム”は私たちの体にとって大切なものなんですね。

世界の健康 早耳ダイジェスト

【ドイツ発】“肉とビールの国”で「プチ断食」ブームの兆し

そして世界を見渡すと…。今ドイツでは、「断食」と言っても「全く飲まず食わず」ではなく、野菜とフルーツはOKといった「プチ断食」をする人が増えているのだそうです。「体が軽くなった」「頭痛がなくなった」「断食後は何を食べてもおいしい」など体への好影響が口コミとなって高学歴層や中高年層を中心に広がっているとのこと。期間中はジュースやフルーツはいつでも自由にとれるなどの“緩さ”を持たせていて、つらい空腹感などを抱かずにやれるのがドイツ流の特徴だそうです。

医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

断食って、ダイエットに効果はあるの?

断食は米国でも流行し、ダイエット目的で実施する人も多いようですが、では、断食にダイエット効果はどれほど期待できるのでしょうか。これついて英国、米国の専門家の情報を参考に調べた医学博士の大西睦子さんは、「結論から言うと、多くの医療の専門家は、断食が減量の良い方法ではないと考えている」と言います。体の水分が一時的に減るだけで、すぐにリバウンドするのに加え、断食によって代謝が低下し、より太りやすくなる可能性があることが指摘されているのだそう。

中野ジェームズ修一が熱血指導! 『ぽっこりお腹解消メカニズム』

食事制限すると、お腹が凹まない!?

極端な食事制限が代謝の低下につながることは、卓球の福原愛選手やテニスのクルム伊達公子選手を指導したパーソナルトレーナーの第一人者、中野ジェームズ修一さんも指摘しています。中野さんいわく、「日々の基礎代謝量をアップして太りにくい体を作るためには筋肉量を増やすことが重要」、そして、「(極端なカロリー制限や断食といった)間違った食事制限をすると筋肉量が減ってしまい、その結果として基礎代謝量が落ち、リバウンドしてしまう」とのこと。少なくともダイエット目的で断食を考えている方は、考え直したほうがよいかもしれませんね。

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