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五輪決定で東京の不動産市況はどう変わる!?

9月10日夜に開かれたIOC総会帰国会見。左から、滝川クリステル氏、吉野利明・東京都議会議長、水野正人・招致委員会副理事長、猪瀬直樹・東京都知事、森喜朗元首相、太田雄貴選手、佐藤真海選手(写真:池谷 和浩)

2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました、アベノミクスで不動産市況はすでに活況、建築コストの高騰、新築価額が上昇、買い手との価額目線が折り合わなくなった時、既存不動産の需要が高まるでしょう、それが地価上昇にもつながると考えます。

環状2号線の計画図。現在事業中の虎ノ門~新橋間は、幻のマッカーサー道路と呼ばれた。虎ノ門から新橋、汐留、勝どき、晴海、豊洲を経て有明に至る(資料:東京都)

不動産市況はどうなる?海外のプレーヤーも東京の不動産に注目しています。リーマンショック後、極めて緩やかに回復を遂げている東京の不動産市場は、デフレでも成熟された市場として注目され始めていましたが、オリンピック開催の決定により、更に注目を集めることになりました。金融機関には海外投資家からの問い合わせが急増、海外投資家向けの融資対応の検討が迫られています。現在、東京の不動産の需要は高まっているのです。需要が高まれば価格は上昇します。既に、開催地周辺の湾岸エリアのマンション価格は上昇が始まっています。このマンション価格の上昇にけん引され、地価も上昇すると考えます。但し、地価が大きく上昇するのは、オリンピック開催が関連するエリア及び、都心エリアを中心とした東京圏に限定されるのではないでしょうか。海外の投資家が見ているのは「東京」です。そのことも、少なからず影響するのではないかと考えます。勿論、東京人気が他の主要都市に波及して上昇していく可能性はあると考えますが、やはり中心は「東京」でしょう。

海の森水上競技場のイメージ。ボート、カヌーの会場だ。大会後もこのまま残し、都民の憩いの場とする計画だ(資料:東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会)

東京の不動産の魅力東京の人口は世界最大規模を誇り、且つ、現在GDP 世界一の都市であり、将来(2025年)のGDP 予測においても世界一とされています。東京は、人口、経済規模ともに世界最大の都市なのです。国での比較になりますが、アメリカ、香港、シンガポール、台湾より、日本の不動産は割安感があります。また、東京の不動産は価格、賃料水準共に安定していることから、安定した利回りが得られるということも、大きな魅力の一つです。

新橋側から見た「虎ノ門ヒルズ」。超高層ビルの建設と同時に、都道・環状2号線の建設が進む。2月に撮影(写真:森ビル)

国際化が進む東京の不動産市場東京都は国際競争力強化のため「アジアヘッドクォーター特区」を打ち出し、海外企業の東京誘致に向けて動いています。それに加えてオリンピックの開催、東京の不動産の国際化はますます進んでいくでしょう。国際化が進むと、東京の地価は上昇することが想定されます。但し、下落要因がないわけではありません。都心の高級賃貸マンションはリーマンショック以降空室が目立っており、それは現在も続いています。オフィスの賃料はどうでしょう。今はまだ、上昇の気配は感じられません。賃料が上昇しなければ、地価の上昇は限界が訪れ、やがて調整が入るでしょう?オリンピックが開催された後はどうなっているでしょうか。7年後、デフレ脱却は出来ているのか、外資は呼び込めているのか。これからの7年間、不動産市況がどのように動いていくのか注目です。

出典:TFP不動産コンサルティング株式会社

 

 

 

 

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